"読書"の記事一覧

『馬のこころ』(瀧本彩加)

――  動物心理学の研究から明らかになってきたウマの心理や行動に関する研究・エピソードをさまざまに紹介してきた。ウマに対するイメージはいくらか変わっただろうか。(中略)草食動物の臆病さに起因すると思われる感受性の豊かさ・観察眼の鋭さ、観察学習・ルール学習する力、記憶しておく力、問題解決するのにヒトを頼って効果的に要求する力、感情を表現…

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『本の雑誌 2026年2月号』

――  蔵書の整理とその行方は、いつか必ず愛書家の身に降りかかる一大事である。電子化の時代を迎え、いくらか状況は変化しているように感じつつも、書物のたたずまいや持ち重りといった物質性を愛するが故に蔵書に走ってしまうご同輩には、紀田さんと共に岡崎武志さんの著作もオススメしておきたい。 ―― 『明日は我が身か、蔵書道の果て』(神谷竜介…

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『ラマヌジャンの数学』(小島寛之)

――  ラマヌジャンの仕事は、たんなるパズルのような問題を量産したのとは一線を画しています。  ラマヌジャン自身は、自分の好奇心と美観に従って数式を紡いでいたのだと思いますが、その好奇心と美観は「数学の深淵」に届くものだったのです。それゆえ、その数式たちは数学者を魅了し、燃え上がらせ、彼ら彼女らに数十年にわたる格闘のエネルギーを与え…

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