"読書(教養)"の記事一覧

『宇宙人のためのせんりゅう入門』(暮田真名)

―――― 良い寿司は間接がよく曲がるんだ いけにえにフリルがあって恥ずかしい 県道のかたちになった犬がくる 観覧車を建てては崩すあたたかさ 銀色の曜日感覚かっこいい ティーカッププードルにして救世主 未来はきっと火がついたプリクラ ・予想はしてたけどぜんぜんわからない。 ・そういうもんだと思ってもらえたらいいよ。 …

続きを読むread more

『あるときはぶかぶかの靴を、あるときは窮屈な靴をはけ(3)』(河野聡子)

――――  どれだけ何を読もうともやっぱり自分は何も知らない。そして、そう実感するたびに読書は楽しいものだと思う。書物はけっして征服できない海のように私の前にあり続ける。 ―――― 「付録 他にも語りたい本がありまして」より  西日本新聞に寄稿された書評から外国文学を中心に再録した『あるときはぶかぶかの靴を、あるときは窮…

続きを読むread more

『クラシック偽作・疑作大全』(近藤健児、久保健)

―――― 「偽作」とは、真の作曲者が別人と判明している作品、「疑作」とは、真の作曲者が他人かもしれないと疑われている作品を指す。18世紀までは売らんがために勝手に有名作曲家の名前を付けて別人の楽譜を出版するなど、かなりずさんなことが平気でなされていたため、大作曲家の作品目録のなかには相当数の偽作や疑作が紛れ込むことになった。(中略)偽…

続きを読むread more