"読書(オカルト)"の記事一覧

『世界ぐるぐる怪異紀行 どうして“わからないもの”はこわいの?』(奥野克巳:監修)

――――  みなさんにとって「妖術」という説明は突飛に聞こえるかもしれません。しかしでは、みなさんは本当に「病原菌」を見たことがあるでしょうか。それが一般的に「ある」と言われ、「病気の原因」だと教えられたから、そう思うのが当たり前だと思っているだけではないでしょうか。自分で見て確かめてもいないのに、その存在を確信しているという意味では…

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『亜宗教 オカルト、スピリチュアル、疑似科学から陰謀論まで』(中村圭志)

――――  ニューエイジであれ、カスタネダであれ、それらは呪術(超常体験を引き起こす技とされるもの)に対する期待感というか、親和性のようなものが非常に強いことを特徴としている。「意識の変革」「意識の進化」という大義のためには、何であれ常識から離脱することが求められており、呪術ないしオカルトはこれにうってつけのテーマだった。あるいは単に…

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『スーパーナチュラル・ウォー 第一次世界大戦と驚異のオカルト・魔術・民間信仰』(オーウェン・デイヴィス:著、江口之…

――――  人間集団が危機に遭遇すると、およそ常識や理屈では不可能と思われるような異常経験が個人レベルさらに国家レベルで多発する。第一次世界大戦も例外ではなかった。この戦争を通じて人類は秘められた神秘の局面へ向かうとか、いまこそ人類の精神的あるいは心霊的運命が左右される不安定な瞬間であるとか、当時はそういった感覚で捉えられていた。かの…

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