『ケイジの夢』(勅使川原三郎、佐東利穂子)
2025年1月19日は、夫婦でKARAS APPARATUSに行って勅使川原三郎さんと佐東利穂子さんのダンス公演を鑑賞しました。今年最初のアップデイトダンスNo.109『ケイジの夢』、現代音楽の巨匠ジョン・ケイジの楽曲を使った作品です。
ピアノ(プリペアド・ピアノ)の音がぽつりぽつり響くなか、勅使川原三郎さんと佐東利穂子さんが最初から最後まで舞台からおりずに踊り続けます。激しい、あるいはリズミカルなものではなく、手の細かい動きが特徴的なダンス。二人の手や腕の動きが呼応しているようにも感じられます。ケイジの音楽と動きの配置が組み合わさって一つの作品として立ち現れてくるような感覚です。照明効果により舞台はチェッカーのように明るい領域と暗い領域に区切られ、二人が移動しているうちに遠近感がおかしくなって、そこにいる勅使川原さんがどこにいるか分からなくなったり、唐突に佐東利穂子さんの前を横切ってびっくりしたり、空間が歪んだような不思議な印象を受けます。今年最初に見たダンス公演ですが、いきなりダンスという概念を広げてくるような作品に出会って幸先よい年となりました。
ピアノ(プリペアド・ピアノ)の音がぽつりぽつり響くなか、勅使川原三郎さんと佐東利穂子さんが最初から最後まで舞台からおりずに踊り続けます。激しい、あるいはリズミカルなものではなく、手の細かい動きが特徴的なダンス。二人の手や腕の動きが呼応しているようにも感じられます。ケイジの音楽と動きの配置が組み合わさって一つの作品として立ち現れてくるような感覚です。照明効果により舞台はチェッカーのように明るい領域と暗い領域に区切られ、二人が移動しているうちに遠近感がおかしくなって、そこにいる勅使川原さんがどこにいるか分からなくなったり、唐突に佐東利穂子さんの前を横切ってびっくりしたり、空間が歪んだような不思議な印象を受けます。今年最初に見たダンス公演ですが、いきなりダンスという概念を広げてくるような作品に出会って幸先よい年となりました。
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