『朝ぎりの中に』(女屋理音)
2025年1月11日は、夫婦でさいたま芸術劇場に行って、彩の国さいたま芸術劇場提携プログラム「彩芸ブロッサム」の第一弾となる女屋理音さんの公演を鑑賞しました。「彩芸ブロッサム」は“新進の表現者に、実験と発表の場を提供する新たな公募型のサポート制度”とのことで、何らかの挑戦や実験精神をもとに創られた新作を公開する場となります。
[キャスト他]
振付・演出: 女屋理音
作曲・演奏: 家坂清太郎(Drums)
舞台監督: 河内崇、北野ひかり(URAK)
照明: 福永将也
音響: 中村嘉宏
制作: 後藤かおり
詩人である祖母の作品(同タイトル)をもとにしたソロダンス作品です。舞台は大稽古場。音響とドラムが向き合い観客がその左右に分かれて着席します。まずは家坂清太郎さんが音響サイドから登場して舞台を横切りドラムセットまでゆっくり歩いてゆくや、おもむろにドラムやシンバルなど打楽器のセッティングを開始。なぜか早くも盛り上がります。
やがて女屋理音さんがすっと現れて、ひとりで踊りはじめます。床には白線が引かれており、これは細かい粉(米粉)です。女屋理音さんが床に伏せて動くと、照明のなか粉が舞い散ってタイトルのとおり朝霧のように見える。ドラムなどのパーカッションとダンスが呼応して進んでゆくのですが、ときどきずれたり、せっかくのアオリを無視したり、わりとライブ感があります。アスタートークで明かされましたが、動きや進行のかなりの部分が即興(インプロ)でつくられており、要はドラムとダンサーのセッションを観ていたというわけです。観客の意識をひきつける独特の緊張感が効果をあげていました。
[キャスト他]
振付・演出: 女屋理音
作曲・演奏: 家坂清太郎(Drums)
舞台監督: 河内崇、北野ひかり(URAK)
照明: 福永将也
音響: 中村嘉宏
制作: 後藤かおり
詩人である祖母の作品(同タイトル)をもとにしたソロダンス作品です。舞台は大稽古場。音響とドラムが向き合い観客がその左右に分かれて着席します。まずは家坂清太郎さんが音響サイドから登場して舞台を横切りドラムセットまでゆっくり歩いてゆくや、おもむろにドラムやシンバルなど打楽器のセッティングを開始。なぜか早くも盛り上がります。
やがて女屋理音さんがすっと現れて、ひとりで踊りはじめます。床には白線が引かれており、これは細かい粉(米粉)です。女屋理音さんが床に伏せて動くと、照明のなか粉が舞い散ってタイトルのとおり朝霧のように見える。ドラムなどのパーカッションとダンスが呼応して進んでゆくのですが、ときどきずれたり、せっかくのアオリを無視したり、わりとライブ感があります。アスタートークで明かされましたが、動きや進行のかなりの部分が即興(インプロ)でつくられており、要はドラムとダンサーのセッションを観ていたというわけです。観客の意識をひきつける独特の緊張感が効果をあげていました。
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