『ナイト アンド デイ』(勅使川原三郎、佐東利穂子)
2024年8月10日は、夫婦でKARAS APPARATUSに行って勅使川原三郎さんと佐東利穂子さんのダンス公演を鑑賞しました。アップデイトダンスNo.104『ナイト アンド デイ』です。
同名のジャズ名曲から始まり、マーラーや泉鏡花(朗読)へと流れてゆきます。ひさしぶりのアップデイトダンス公演なので『踊るうた』シリーズのように色々な曲を並べて踊る挨拶代わりの軽快な作品だろうなと思っていたら、戦争や大量虐殺などいま現実に進行している事態が浮かび上がってきて戦慄することに。踊っている勅使川原さんや佐東さんはしばしば精霊のように超自然的な存在に見えるのですが、今作では普通の、悲劇を前になすすべもない普通の人々に見えます。予想外に重い力作でした。
同名のジャズ名曲から始まり、マーラーや泉鏡花(朗読)へと流れてゆきます。ひさしぶりのアップデイトダンス公演なので『踊るうた』シリーズのように色々な曲を並べて踊る挨拶代わりの軽快な作品だろうなと思っていたら、戦争や大量虐殺などいま現実に進行している事態が浮かび上がってきて戦慄することに。踊っている勅使川原さんや佐東さんはしばしば精霊のように超自然的な存在に見えるのですが、今作では普通の、悲劇を前になすすべもない普通の人々に見えます。予想外に重い力作でした。
この記事へのコメント